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2005年現在、野生のパンダの個体数は1、600頭弱で、主に中国四川省北部や陝西省南部、甘粛省南部の高山地帯に生息している。中国国内には60か所の保護区が設けられている。その最も有名なものが、四川省北部にある臥龍自然保護区で、総数の10%がここで生息しているといわれる。だが、残念なことに、2008年の四川大地震によって、保護区の中にあるジャイアントパンダ保護研究センターが壊滅的な被害を受けた。このセンターでは、震災前、63頭のパンダが飼育されていたが、1頭が地震により命を落とし、1頭はセンターから逃げ出したまま、依然として行方が分かっていない。残る61頭のうち、長距離の移動が難しい1歳の子パンダ7頭を除いたパンダたちは、中国国内のパンダ保護施設や動物園に送られ、散り散りになってしまった。
一方、動物園などで飼育されているパンダの数は世界中で、200頭にも満たない。中国の動物園以外では、タイ、アメリカ、メキシコ、ドイツ、オーストリア、日本などにいるが、その数は合計でも30頭あまりであり、ほとんどが中国の動物園や研究施設で飼育されているというのが実情である。
ただし、一口に飼育といっても、パンダほど手間のかかる動物はないようだ。主食といえば笹や竹の子で、その量は1日1頭あたり40~50kgというから、飼育係は、まずその主食の確保に難儀する。また、野生でなく、飼育されている環境では、繁殖能力のある雄が少なく、ほとんどが人工交配に頼らざるをえない。
人工交配の場合は、雌は双子を産むことが多いが、仮に繁殖が成功して子供が2頭生まれたとしても、母親は2頭を育てようとはしない。ほとんどの母親は1頭の世話にかかりっきりになってしまう。生まれたばかりの子供は、体重が90~130gほどで、体温の調節もできず、免疫力もたいへん低いため、母親が片時も離れずに育児をしなければならないからだ。飼育係は、双子のうち1頭の世話をし、4~6時間ごとに母親のもとにいるもう1頭の子供と取り替える、という方法で、母親に2頭を育てさせる。このような具合だから、飼育係は息をつく暇もないほどで、その苦労は並大抵のことではない。